活き活きとした「よからいふ」の過ごし方-大前伶子さん(後編)

国際的に活躍する経営コンサルタント・大前研一氏の1つ違いの実姉であり、 エッセイストや旅行コーディネーターとして幅広くご活躍されている大前伶子さん。
前回に引き続き、活き活きと過ごされている秘訣をお伺いします。

-活き活きとした「よからいふ」を過ごすには、興味を持っていろんなところに出掛け、若者とも交流し刺激を受けることが大切だと教えていただきました。あと、ご自身で活き活きの秘訣と感じられるポイントはありますか?

鮮やかな色を着ること。最近のお気に入りカラーはピンクです。春のテーマカラーであるピンクを堂々と着たいですね。
日本では年齢を重ねると渋めの色を着る傾向にありますが、余計にくすんでしまうように思います。そうならないように、あえて明るい色で装うことで気持ちも活き活きしてくるのです。

-伶子さんもオシャレですが、さらにオシャレなお母様がいらっしゃいますよね?

娘が選んだ服に「地味だ」と文句を付けるぐらいにオシャレだし、90歳を過ぎてもまだまだしっかりしていますよ。
でも一人で放っておける訳ではないので妹が一緒に暮らし面倒を見ていますし、私も週に一度母親と過ごす時間を持つようにしています。介護を続けていくには周りの協力が必要になってきます。

-ちなみに、伶子さんご自身は今後をどのように考えていらっしゃいますか?

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銀座に憧れの高齢者向けマンションがあり、そこへ入ることができればと思っています。
優雅さだけを求めている訳ではなく、時間や空間を共有できる価値観の近い仲間に出会えることへの期待が大きいです。何より自分自身が一人で快適な老後を暮らせることが重要なのです。
これからの時代「お一人様老後」がどんどん増え、それに向けてちゃんと準備しておいた方が良いでしょう。

-伶子さんとお母様でも老後のあり方が大きく違うのですね

家族構成、収入、住んでいる地域、ライフスタイルはそれぞれ違います。
老後や介護の在り方を一つの枠にはめ込むことはできません。これから先、その人、その家族に合った老後や介護のあり方をアドバイスする「老活コンサルタント」が求められると思います。

-老活コンサルタントとは新しい言葉ですね

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当事者であるが故になかなか決めることができません。介護の問題はまさにそういう問題だと思います。コンサルタントがいろんな要素を勘案して客観的に最適解を提供することで問題解決が図れるのではないでしょうか。

私の経験や今まで思案したことを皆さんに「お裾分け」できればと思い、本の出版を企画しています。まだ具体的にいつ書店に並ぶかは決まっていませんが、多くの方に読んでいただければと思います。

-本のご出版とても楽しみですね。私もそろそろ老後の準備が必要な年頃なので拝読したいと思います。今日はたくさんのお話をお聞きすることができました。ありがとうございました。ケーキとコーヒーとてもおいしかったです。ごちそうさまでした。

積極的に若い世代とも交流し自分自身の楽しみを見つけ、活き活きと行動している大前伶子さん。その裏にはお母様の介護など様々な経験を重ねた上で「老後のあり方」を考えていらっしゃる姿がありました。「まずは一歩踏み出してみる」という言葉がとても印象に残りました。


プロフィール

大前伶子

大前 伶子

エッセイスト・旅行アドバイザー・飲食店コーディネーター 横浜・捜真女学校卒業後、丸紅飯田(現・丸紅)勤務。1968〜73年の間ニューヨークに移住。89年に再渡米し、ニューヨークで飲食店のコンサルティング業務と旅行ガイドを務める。93年に帰国後、銀座で和食店の経営やエッセーの執筆などを行う。

大前伶子 公式サイト:http://ohmaereiko.com/

著書:私らしい人生のしまい方

私らしい人生のしまい方

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