肩の痛みはどうして起こる?肩関節の「ゆるみ」と「可動制限」

多くの方が悩む肩の痛み。
肩そのものが痛いという方もいらしゃれば、肩こりでも肩が痛いという方もいらっしゃいます。
その痛みの原因は?特徴はどんなものか。今回は肩の関節についてお伝えします。

一般的に四十肩、五十肩と診断される事がありますが、これはその年齢の頃に発症する事が多い為にこのような名前になっただけで、特に何がどうなったという説明はありません。

私の経験では、肩関節の痛みは「関節のゆるみ」「関節の可動制限」の二種類と考えています。

関節の「ゆるみ」と「可動制限」とは?

関節のゆるみというのはまさしく関節が緩んでいる状態で、多くは外傷やスポーツ障害が原因です。
関節というのはある骨と別の骨が靭帯という組織で結合されていて、筋肉の収縮により動かす事ができます。ゆるみは、この靭帯が何かの原因により引き延ばされた状態という事になります。
関節を構成している靭帯は「繊維性靭帯」と呼ばれ、名前の通り繊維です。この靭帯は引っ張る力にとても強いのですが、一度伸びると元には戻りません。
長く履いているズボンの膝がだんだん伸びていくと元に戻りませんね。それと同じと考えてください。

可動制限というのは、ゆるみの延長で痛みのため適切に動かさなかった結果、炎症が慢性的になり関節内に石灰化が起こり、「バリ」の様なものができて関節内でひっかかりができ、正常な可動域が得られなくなるのではないかと考えています。

ゆるみの時の痛みは自分で動かす時に特に痛み、脱力して他人が動かすと比較的痛みもなく動かす事ができるのが普通です。
可動制限の場合は、自分で動かしても他人が動かしても痛みが強く、ある部分から動かす事ができなく
なってきます。

このような場合、やはり肩の調整が必要なのですが、まず自宅で行える事は肩をアイシングするという事です。

自宅でおこなえるアイシングの方法

アイスバッグに氷と水を入れ、それを肩に当てバスタオル等で固定してください。
時間は15〜20分程度にしてください。数時間空けて何回か行うと効果的です。

私が子供の頃は、野球の選手が肩を冷やすとは何事だ、という考え方が一般的でしたが、現在は投球後にアイシングしている映像をよく見ます。これは炎症を抑えるために必要な事なのです。
また、ゆるみの場合は三角巾等で腕を吊ってしまうのもいいと思います。とても不便ですが。

※転倒、事故、ならびにスポーツ障害がある場合は、適切な病院の受診をして下さい。

次回は肩関節の調整のお話をいたします。


プロフィール

鈴木悦夫(カイロプラクティック川崎院長)

自らの体の不調を切っ掛けに、30歳半ばにしてカイロプラクティックの専門学校に通い始める。卒業後インターンを経て開業。川崎市の中心部に開業してから20年余り、「一人でも多くの方に楽になってもらいたい」という想いを元に、多くの身体に触れ日々研鑽している。都内の療術学校でカイロプラクティックの講義も持つ。

カイロプラクティック川崎 :http://chiro.lib.net/

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