整体でよからいふ-その3-

 こんにちは。天心堂 幸田です。外気もずいぶんと暖かくなった今日この頃、いかがお過ごしですか?桜が満開の時期も、もう過ぎようとしていますね。春をしっかりと感じ取れる日々が続いています。

 みなさんは春の訪れを何で知りますか?桜や梅の花で知る方、気温の変化で解る方もいらっしゃるでしょう。私達整体士は人の体から春の訪れを知ります。生き物の体からも、春の訪れは明確に確認できます。そう、実は人間の体も、桜や梅の木と同様に様変わりしているのです。レントゲンなどでは見落としがちですが、体を観ると確実に季節の変化が起きています。整体士は、人の体の変化から四季の移り変わり、訪れを明確に読み取ります。春の体、梅雨の体、夏の体、秋の体、冬の体といった状態があるのです。

 季節によって、日照時間、気温、湿度、風量、気圧、旬の食べ物、紫外線の量など変わって行きますね。当然、体はこういった環境の変化に対応していくことが必要です。対応しないとスムーズに動けなくなってしまうからです。この対応力は人間が進化してきた生命力の証でもあるでしょう。たとえば、春の顔と秋の顔は違います。写真を丁寧に見比べると解りますが、春は柔らかい表情、秋は引締っている表情となります。(女性の場合、生理による変動が季節変動より大きいので留意が必要です)。もう少し詳しく言えば、顔の頬骨(ここは骨盤と連動する骨です)が春になると少し開くのです。そのため、顔の表情がフンワリと柔らかく見えるのです。顔の表情・顔つきとは、つまりは骨格のことです。つまり季節の移り変わりで骨の位置が変化するのです。

 整体士がこの時に一番見ているのは基本三層構造と言われる部分です。基本三層構造とは後頭骨、肩甲骨、骨盤のことです。レントゲンに映らない僅かな動きではありますが、これらが動きます。この基本三層構造の動き無くして春を感じることはないのです。春になるとワクワクした気分が出てくるものですが、これは後頭部の骨が動くために起こります。怖い話ですが春先に脳の変調を起こす方がいます。妙に明るすぎて一人で微笑んでいる方がいらっしゃいます。重度の場合、脳溢血に繋がる場合もあります。後頭部の骨が何もなくスムーズに動けば良いのですが、色々な事情から首に異常を抱えたままでいる場合、後頭部の骨が春になってもスムーズに動かず春先に血行障害が生じて、このような脳の変調を起こしてしまうのです。

 季節に乗って生活していくというのは、健康上本当に大事なことです。これを踏まえてこれからの季節、日常生活で一番気をつけて欲しいことをお伝えします。それは寝汗です。今の時期必ず寝汗をかきますが、これを生乾きにしないで欲しいのです。一番良いのは、シャワーで十分ですから朝風呂に入ることです。朝風呂で汗を流すと大きく体調が変わります。夏を過ぎた秋などに起こりがちな脳溢血予防にもなります。たかが朝風呂ですが、体を変える大事な習慣なのです。今年の春、朝風呂を取り入れた気持ちの良い朝でスタートを切って頂きたいと思います。


プロフィール

幸田 直樹(整体道場 天心堂)

1977年(昭和52年)、生まれは健康だったが、心身両面の危機を経験。その後、数々の医薬、療法、良師に恵まれ、本家本元の整体と巡り合い、再生。 現在、整体士として活動中。 「変えられない人生はない」「人は治るようにできている」を実証・実感。日々楽しめるようになり今日も闊歩している。

セルフ整体道場 新宿・天心会:http://www.tensindou.info/

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