整体でよからいふ-その1-

 一年が始まって一ヶ月が過ぎました。冬を感じる頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。東京の八王子で整体を営んでいます、天心堂 幸田です。
整体を通して、ご自身の体について知っていただき、そして自信を持っていただくためにこのコラムを始めました。「よからいふ」の実現にお役立ていただければ幸いです。

 さて、整体にも色々な流派があります。大きく分けると「体の修理屋的な整体」と「体の自然に沿う様に整えていく整体」。当然、体の見方も健康への考え方も異なり、老いることに対しての見方も違ってくるのです。西洋医学とも東洋医学とも違い、そしてカイロとも違うのが後者です。その「ちょっと違う整体」を紹介していきます。

 大寒そして立春、都心でも雪が降るほどに寒さが厳しい頃、とかく言われることがあります。そうです。風邪の予防です。手洗いすべし、ウガイすべし、薬飲むべし・・・風邪は万病の元、ひくべからず!現代の健康観は病気をことさらに恐れ、過剰防衛が過ぎるように思われます。

 では、昔はどうだったのでしょうか?およそ80年前、薬はまだそれほど普及していませんでした。その頃の大人達が病気がちだったかというと、そんなことはありません。アメリカや諸外国が恐れるほど、日本国民は丈夫で勤勉だったのです。ここ数十年の間に何かが変わってしまったようです。
 私はすでに「~べし ~べからず」の現代的健康観に飽きてしまいました。一方で「~したい ~したくない」の健康観でこそ、見えてくるものがあります。この観点から、不自然になりがちな現代人の体を整えていくことを考えたいと思います。

 私達整体士は、御体を手で観ていくことが仕事です。丁寧に観ていくと、今日の常識的な医学と異なった人間の体が見えてくることがよくあります。そして、人間や生命の自然を見つめた時、今日の常識的な病気の捉え方、人間の捉え方が必ずしも万能ではないことに気付きます。

 例えば、「老い」ということがあります。老いていくことを整体的に観ると、ちゃんと利点があります。丁寧に体を観察していくと、老いるということは「体の完成」であることが分かります。丁寧に老いてゆけば、体は健康に丈夫にもなり、人格は角がとれて丸くなり、知性も記憶力も磨かれます。きっと実感がある方もいらっしゃると思います。これが整体の捉え方で「老い」を観察した結果です。

 では「丁寧に老いる」とは、どういうことなのでしょうか?それは「体の自然に従う」ということに尽きます。多くの方は老いることに対し、病苦というイメージがあります。今まで一生懸命に働きそれが無理な体の使い方となり、体の自然から離れてしまっているためです。今の時点で薬や手術が必要な方もいるかもしれません。例えそうした状態でも、その前に整体にはできることがあります。しかもご自身でできることがあるのです。

 老いることで作られる、自分らしい健康というものがあります。 あなたの体は、あなたが思っている以上に優秀で素晴らしいものなのです。

次号より、それを実感していただくために、普段の生活で使える知恵や方法を紹介していきます。是非ご期待ください!


プロフィール

幸田 直樹(整体道場 天心堂)

1977年(昭和52年)、生まれは健康だったが、心身両面の危機を経験。その後、数々の医薬、療法、良師に恵まれ、本家本元の整体と巡り合い、再生。 現在、整体士として活動中。 「変えられない人生はない」「人は治るようにできている」を実証・実感。日々楽しめるようになり今日も闊歩している。

セルフ整体道場 新宿・天心会:http://www.tensindou.info/

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